2012年3月31日土曜日

「少し不思議」をどう「認知」出来るか














「言われて気ずく。」じゃ終わってる。

「1言えば、
10わかる。」
この言葉を10代の時に父親にやかましく言われた。
僕に足りなかった事と、進んでほしい思いや苛立から言われていたんだろう。




しかし、今となったらすばらしい指南だったと思う。

一つでは語弊が生まれる時代かもしれない。
雑になって、よりガイドが必要になったのかもしれない。
そのガイドで贅沢できるようになって、
そう仕込んでしまったのかもしれない。


私たちは、自分たちの将来を貪っている気がする。
とりあえず僕はイチヌケです。


小さな美しさは宇宙の躍動を感じさせてくれる媒体。
或る時は「目」に移る「映画」
或る時は「耳」に響く「音楽やリズム」
舌も口もヒゲも髪の毛の根元と先、それに長さだって、
心振るわす大事な媒体。

子供と話す時、いつも僕はその瞳の中に映る自分を観ています。
ナルシストにではなく、僕が知ってる事をこの瞳に移せてるかどうかを観る為です。

この丸い生き物「地球」に、多くの様々な花が咲くように。

2012年3月28日水曜日

意識を形態にするに必要な事

何が美しいのか。

この漠然とした、抽象な質問に、どう答える事が出来るか。


何が美しい のかな。
自分自身に聞いてみて、ふと思う。
「どこに聞く相手が存在しているのか、この自分の中の、何に聞けばいい。」

僕は今まで、自分の記憶と会話していたのか・・・

脳の中の基準点が、不安定になるときに
「狂うかもしれない」恐怖というものを感じた。
が、もう進まないと答えが見つからない。


だから、ゆっくりと、気を確かに持ちながら、
これは「自分の意志で進んでいる」事を認識しながら。



2012年3月24日土曜日

面白い。




この冬、人生で一番スノーボードにはまった。

いや、雪遊びに新しいアイテムができて、大喜びだった。

一瞬、前者だったが、書いていて後者。

より「繊細に観よう」と努力しながら、この冬は過ごす事ができた。



「感」という表現で言われているものに近いし、
そうなのかもしれない。


パウダースノー用に 
sori 「日和」 を作った。
もったいないけど使わなくなったスノーボードの再利用。
実験で2台作った。
1台はシートが長くて板が縦に割れてるスタイルと
シートが短く、板はそのままのスピーディーな1台。

ソリにつきものの「紐」は無い。
ライダーはソリのシート下に凹みがあるのを利用して体重移動させカーブする。
もう少し改良して、今月末実験をしにニセコに行きたい。

氷の作品は、又何かを仕組んでくれているようだ。


このボード、弟子のだった事を知ってはいたものの、
メジャーなシールがこれ見よがしに貼っていて、
そんなに高価なものが買えるとは思いもよらず、
戸惑いも無く切って削ってネジ打ってから、
「・・・・言うの忘れてた・・・」

電話の向こうで、いいですよとは言うものの
「あれ、高かったですもんねぇ〜〜〜〜〜」って
「えっ」
マジものだった。
彼が物作りになる前の、サラリーマン時代に買ったものらしい。

やったね〜〜〜切っちゃったよ〜〜〜それも3分割!

「ちゃんと俺に渡すときに伝えろよ!」と逆に切れちゃった程、
今年のニセコの雪にやられた。
このボードであの雪を味わってみたかった!

そんなライダー用に作ったモノです。



その後二人共通の友人の話になり、その人が明日から東京へ行く事を聞く。

実は僕も、明日から東京1泊2日の結婚式。

すぐ電話したら、又面白い事に・・・・・・

話はどんどん続くんですけど、
めんどくさいからやめます。



「味わいなさい」これが最近よく心の中で響き渡る。

2012年3月4日日曜日

記憶の話

ある日、いつもと同じ様にBar The ICEをオープンさせていたら、
若い人達が5人くらい入って来て、えらく感動していった。
その後に次から次に人が来て、その日もなんとか無事終了。
と思いきや、出口付近で太い氷を折る時に生まれる音がした。
「折り過ぎ注意!」と声をかけ、そのまま運営。

同じ音を聞いていたほかのお客さんが肩をすくめる。
どうして、「壊す」が楽しいのかと言う表情。
「でも、折ってる彼らの顔は、ニコニコしてるんです。」
つまりは「悪意」ではない。

玄関のドアを裏返して終了。


入り口から又中に折り返していくと、通路の影に太いツララが植えてあった。
天井と床との繋の形で置いてある。
その横に盗られた思ったロウソクが並べてあった。
その横に雪を指でなぞって
「Thank's Hiro」
憎しみを持たずにすんで良かった。

嬉しいひとときだった。